翌日配送サービス(Amazon prime/あす楽/あすつく)とは
利用するモール等によっても言い方は色々ありますが、
要は「今頼めば、明日届きます」というサービスです。
ここではまとめて「翌日配送サービス」と呼ばせていただきます。
特に急ぎで必要な場合は、
このサービスに対応しているショップで注文するというのは、
ショップ選びの大きなポイントになります。
最近は、ショップ側も売り上げを伸ばすために、
積極的に多くの商品をサービス対象にしていますので、
色んなところで見かけると思います。
しかしこのサービスも、表示内容をきちんと見ておかないと、
「今日届くはずなのに来ない!」ということになりかねません。
本当に翌日届く?
結論から言うと、だいたい届きます。
ただこの「だいたい」というのが、すごく重要。
本当に急ぎの場合は、「届きませんでした」では済まないこともありますよね。
そんなときは色んなところに文句の一つも言いたくなりますが、
そもそも本当に「翌日届く」注文内容だったんでしょうか。
実はこの翌日配送サービス、
対象になる条件、というのがショップ毎に決められています。
楽天市場であれば、楽天市場にある各ショップが、
サービス対象になる条件を記載しているのです。
ショップ毎の条件
具体的に条件とはどういうものなのか、
例を挙げていきます。
時間
注文時間です。
だいたいお昼の12時~遅くても15時ぐらいまでで設定されているケースが多いです。
ショップ側も注文を受けてから、発送準備をして、運送会社へ引き渡すという流れになりますので、
どこも夕方遅めの時間になってくると、発送に間に合いません。
「翌日届く」と言っても、夕方に注文して翌日届くわけではありません。
※一部、都市部等ではそういうサービスもあります。
送付先
商品の送付先も、限定されています。
極端な例だと、九州から出荷するショップが、北海道に翌日配送できるかと言えば、
まぁ普通の宅配便では無理ですよね。
なので、こちらもショップごとに通常翌日配達が可能な地域を、予め指定しています。
支払い方法
こちらは、主にクレジットカードや代金引換に指定されているケースが多いです。
これも発送までの準備の時間の兼ね合いだと思いますが、
銀行振込やコンビニ支払い(前払い)だと、
支払いの確認後に準備をすることになりますので、
ショップ側の業務を圧迫することになります。
この条件のタチが悪いところは、
商品のページでは、翌日配送サービスの対象と出ていても、
実際の注文のタイミングでは、必ずしもそうではなくなるということです。
商品のページを見ている段階では、当然こちらは支払い方法を選択していません。
その段階では、翌日配送サービス対象の商品の場合、
「対象商品ですよ」と表示が出てくるのです。
対象外になる条件
これは、商品自体は翌日配送サービスの対象でも、
注文内容によっては、対象外になるケースです。
例えばラッピングを希望した場合や、サービス対象外の商品と一緒に注文した場合、
あとは取付設置のサービスを希望した場合等があります。
質の悪いショップだと、ここの対象外の内容をかなり広くして、
実際ほとんど対応できないのに、
あたかも対応してるショップかのように表示をして、
注文を得ようとしているところもあるように思います。
翌日届かなかった場合
上記の様な条件を確認した上で注文した場合でも、
実際には翌日届かなかったというケースも、たまにあります。
これは、理由が様々です。
1、単純にショップ側のミスや手違いで届かなかった場合
2、配達予定の運送会社で何かしらの遅れが発生した場合
3、GWや年末年始、お盆休み等、道路状況が込み合うシーズンだった場合
4、特殊な天候・天災等で遅れが発生した場合
等があるかと思います。
3や4の理由に関しては、個人的にはどうしようもないと思います。
4に関しては、それこそ配達どころか、自分が受け取れる状況でない場合もあります。
3に関しては、先程の対象外の条件として、いつからいつまでの注文は対象外、と書かれている場合もあります。
では、1や2の場合はどうなんでしょうか。
明らかにどこかのミスによって遅れた場合、どうしてくれるのでしょうか。
実はこの「届かなかった場合」についても、
どういう内容になるのか、事前に決められているのです。
その内容はモールによっても違います。
楽天市場(あす楽)の場合は、ショップではなく、楽天側で決められており、
荷物の配送番号と配達の予定日等を申告することで、
ポイント等の補填がもらえます。
ヤフーショッピング(あすつく)の場合は、
ヤフー側では完全にノータッチ、ショップと相談して下さい、という姿勢ですので、
直接ショップに交渉する形になります。
この場合も、事前にページ上に対応方法等が書いてあると思いますので、
まずはそちらを見てみましょう。
Amazon(Prime)の場合、基本的には返品可能です。
購入履歴から返品の手続きが出来ますので、
画面に出る表示に沿って、手続きをする形になります。
いずれの場合も共通して言えるのは、結局「到着の補償ではない」ということです。
最終的には、どこも宅配業者を使って配達されるわけで、
そこが無理ですと言えば、どうやっても無理なことがほとんどです。
「どうしても今必要だから今すぐ届けて」と交渉しても、
「すいません、できません」と言われ、
「届かなかった場合の対応方法はこうです」と説明されて終わりです。
もちろん、各ショップ・モールともに、
まずは翌日届けることを前提に業務をされていますから、
基本的には届くことがほとんどです。
でも、実際には届かないこともあること、
届かなくても、その補償は、自分の思い通りにいかないこともあるということは、
知っておいた方がいいと思います。
欲しい時に欲しいものを手に入れる方法は、
結局のところ、「早めに用意する」ということなのかもしれません。